ブログ小説 復讐計画書

復讐計画書 あの女の過去5

妹は頭がよかったから、高校はあたしと違うところに行くんだって必死で勉強してた。そんなことよりあっちの勉強した方が絶対役に立つのにと思って親切に教えてあげたのに、あの子ったら顔を真っ赤にして怒るから。なんかムカついた。だから妹が受験生の頃は...
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復讐計画書 あの女の過去4

あの頃で言う援助交際ってやつ。あたしはその界隈ではモテモテだった。制服で街を歩けばサラリーマン風の男が何人も声をかけてきたし。オヤジに飽きたら同級生とか友達の彼氏を誘った。若い奴らはお金にはならなかったけど必死さがかわいく思えたし。まぁ寝...
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復讐計画書 あの女の過去3

あの女はスタイルが良くて、頭も良くて教師からの評判も良くて。家に遊びに行ったら両親も優しくて、ケーキとか紅茶とか出してくれちゃうわけ。カタブツだったから男関係には疎そうだったし。あの女が好きって言ってた男と寝てみた。あたしは母親があんなん...
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復讐計画書 あの女の過去2

バレエは女社会。そして、縦の繋がりが強い。先輩の言うことは絶対だから、生意気な奴は締め上げた。あたしよりかわいい子、あたしより目立つ子。へりくだって来る子は見逃して、応戦して来る子は徹底的に叩き潰した。バレエを辞めることは自分で決めたけど...
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復讐計画書 あの女の過去1

子どもの頃から人生が上手くいかなかった。両親は不仲だったし、結局離婚した。妹はあたしと違って出来が良くて、比べられるのも嫌だった。母は若くしてあたしと妹を産んで、結局遊び足りなかったんだと思う。母親のくせに女を捨てきれていなくて、挑発的な...
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復讐計画書 約束2

あの女はミスが多くて。そしてミスを隠すために、しょうもない嘘を吐くことで有名だった。無断欠勤はよくしていたし、不注意で交通事故も起こしていた。完全に地雷女だったのに、良くも悪くも我関せずの業界が功を奏したのか。信用はないけれど、無視もされ...
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復讐計画書 約束1

私たちが仕事をしている業界は狭い。人数が少ないという意味ではなくて、人との繋がりが密であるという感じ。フリーランスが多い世界だけど、大きなイベントの時は協力して仕事をするので。人と関わる機会は多いと思う。その分噂は命取り。1人と知り合えば...
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復讐計画書 心理2

貴方の表情には確かに私への罪悪感が表れているのに。私が提示した条件を貴方は飲まない。携帯の中身が白ってことはないと思うけれど。黒なのか、グレーなのか、どのくらいの濃淡のグレーなのか。自分の目で確かめたかったのに。今日の温泉、楽しみにしてい...
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復讐計画書 心理1

大学では心理学を専攻していた。第一志望の国立には受からなくて。日程が早いからって理由で選んだ滑り止めの私立に入学することになった。私は正直不貞腐れていて。大学生活に夢も希望もなかった。だけど入ってみるととても楽しくて。何よりも勉強が楽だっ...
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復讐計画書 対峙2

何で携帯見せられないの?見せてくれたら離婚しなくてもいいよ。…無理。見せられない。え、何で?じゃあ別れたいってこと?っそうじゃないけど!でも…携帯は無理…。何でよ?やましいことがあるから見せられないんじゃないの?何にもないって言うなら見せ...
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