Toko Aoyama

ブログ小説 復讐計画書

復讐計画書 貴方とあの女6

切ろう、と思ってからの興味の失い方は一気だった。もともと賭けのためで、好きなタイプではなかったこともあるけれど。こんなに急速に冷めるなんて、僕も年かな。僕は思い立ったら即行動のタイプ。用済み女はさっさと切った方が良い。僕は妻と離れたくない...
ブログ小説 復讐計画書

復讐計画書 あの女の現在6

何度もアナタに迫ったのに、全然なびかない。ついこの間まではすぐに返事をくれたのに。あたしさ、カラダには自信あるんだ。今までだってどんな男も、あたしと寝たがったし金だって引っ張れた。ねぇ?あたしを抱いてみてよ?アナタは立場もあるし慎重派だか...
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復讐計画書 あの女の現在5

許せない、許せない、許せない!アナタはあたしのものなのに、我が物顔で隣に座ってる奥さんが許せない!あたしの方が若いのに、なんで?あたしの方が魅力的でしょ?あんなに優しくしてくれたのに、なんで?毎日LINEだってしてたし、電話も出てくれたじ...
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復讐計画書 嵐2

私の病室は個室に移されていて、右腕には包帯、左腕には点滴が刺さっていた。看護師さんが言うには、しばらく個室に警備員を付けてくれるらしい。あの女が私とどういう関係なのか、病院の人たちが知っているかはわからないけれど。後日警察の事情聴取がある...
ブログ小説 復讐計画書

復讐計画書 嵐1

クソ女ぁぁぁ!!静かな病院に、耳をつんざく声が響いた。言葉とも聞こえない何かを叫びながら、病室のドアを勢いよく開け閉めしている音が聞こえる。術後のまどろみの中にいた私は、驚いて目を開けた。あの大声の持ち主は誰かを探しているのか、汚い言葉で...
ブログ小説 復讐計画書

復讐計画書 変化4

手術は局所麻酔で行われた。 細胞を少し取るだけなので、そんなに大袈裟なものではないと思っていたけれど。 いろいろな注意事項を読まされて、リスクを説明されて、同意書にサインする頃には。 ちょっと手が震えてしまったし、手術の日には夫の同伴が必...
ブログ小説 復讐計画書

復讐計画書 変化3

気付いたら白い壁に囲まれた部屋にいて。隣には夫が座っていた。久しぶりに見た夫の顔は頬がこけていて。なんだか白髪が増えておじさんになった感じがした。子どもがいないからかな?私たちはずっと恋人気分が抜けなくて。もういい年をした大人なのにどこか...
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復讐計画書 変化2

歯科口腔外科では所見はなかったけれど。担当医が難しい顔をしていた。そして耳鼻咽喉科の検査を受けるように勧められた。何の病気、とハッキリと言われたわけではないけれど。あまり深刻そうに見えないように、けれども軽く捉えられないように。声のトーン...
ブログ小説 復讐計画書

復讐計画書 変化1

異変を感じたのは上の奥歯だった。…妙に痛い。20歳を過ぎてから、右上の奥歯にだけ虫歯ができた。その度に治療をしたけれど、何故かいつも右上で。…また虫歯かな?歯医者に行かないと。そのくらいの気持ちだった。どんどん痛みが増してきて、耐えられな...
ブログ小説 復讐計画書

復讐計画書 依存2

睡眠時間は3時間くらいだったと思う。ネット検索がやめられなくて、眠いのに、目が冴える。途中で意識を失うように寝て、起きて、ネット。その繰り返し。夫が心配して様子を見に来たけれど、無視をし続けるとそのうち寝室から出て行った。貴方に私を心配す...
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