最低な人間だと思われるのを覚悟で妻に打ち明ける。
仲間と賭けをしたこと。
ちょっとした出来心の娯楽だったこと。
やましいことは一つもなくて、そんな気持ちも1ミリもなかったということ。
遊びの賭けのつもりがとんだ地雷女だったことで、自分も困惑していてすごく後悔していること。
土下座して謝って、それで信じてもらえたかは不明だけど。
妻には一生をかけて償っていくつもりだし、どんなに、何度責められても決して文句は言わないと心に決めた。
他の火遊びについては流石に黙ったままだけれど。
僕は憑き物が落ちたように、もう遊びたい気持ちがなくなってしまった。
今までは妻を愛していても火遊びは別腹だったのに。
浮ついた気持ちはまったく起きないし、むしろ嫌悪すら感じる。
どの口がって感じだよね。
きっと誰も信じてくれない。
だけど本当にそう思う。
それだけ妻を愛しているって心から認識したせいなのか。
痛い思いをして学んだからなのか。
どうしてなのかは僕にも分からないけれど。
お金と時間を盾に遊んでいた頃の自分を後悔していて。
その罪悪感に今は押し潰されそうだ。
今ひとつ自分を信じきれない僕は。
この贖罪の気持ちが一生続くように願うよ。
妻が僕を許してくれなくても。
共に人生を歩んでくれるなら、永遠に苦しくてもいい。
妻にはストーカーとしてあの子を訴えることを伝えたけれど。
「貴方も賭けをしていたなら同罪なんじゃないの」と冷たく言い放たれた。
だけど職場関係で露出をしたり危害を加えて来たりと。
迷惑をしていたことは事実なのでそれを伝えて。
そして二度と妻が危険な目に遭わないように。
接近禁止令を出してもらうことにした。
たいした効力がなくても、無いよりはマシだ。
せっかく自由な仕事をしているんだし。
僕が全力で妻を守る。
そう決めたんだ。
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