復讐計画書 出会い2

私はあんまり男運がなくて。
というか、私に男を見る目がなくて。
夢中になった人にほど、浮気されたりモラハラされたりな人生だった。
逆にたいして好きではないけれど、なんとなく付き合った人には。
すぐに飽きて気持ち悪くなっちゃって。
付き合うまでのゲームが楽しいってずっと思ってた。

可愛いって良く言われてた。
スタイルも良かったと思う。
頭も悪くなかったし、それなりに充実した学生生活を送っていた方だと思う。
若かったからかもしれないけれど、
正直メンタルは不安定で。
何でも考えすぎて、もやもやが消えなくて。
だからかな?
褒められる外見とか若さとか。
そういうものに固執した学生時代だったと思う。

心が強い人と結婚したかった。
私の不安定さを包み込んでくれるような人と。
私が強くなるのは無理だから。
強い人に守られて生きて行きたかった。
順風満帆のようで常に枯渇していた私の人生の中で。
貴方に出会えたのはラッキーだった。
渇いた心に沁み込むように。
貴方の愛情の中で揺られている時間が。
私にとっては至福だったのに。

信じなければ良かった。
やっぱり信じちゃダメなんだ。
ううん、それもそうだけど。
自分の人生の道のりを他人に押し付けようとした私にも。
責任は、あるのかな。

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