復讐計画書　クソ旦那の過去5

思ったよりも早くアイツが自爆して、オレは子どもと2人のハッピーライフを送れるようになったわけだ。
将来子どもの害悪にしかならない、産んだという意味での母親でしかない女と。
どれだけ切り離してあげるかがオレの使命だと思った。
シングルファーザーは手当がなくて大変だとは言うけれど、オレの場合は両親に頭を下げて勘当を解いてもらったからそんなに苦労はしなかった。
もともと、一度離婚して失敗したにも関わらず、凝りもせずクソみたいなあばずれ女と籍を入れようとしたから絶縁されたようなもんだ。
親の琴線に触れる言葉をオレは熟知している。
なんたって今まで、ロボットみたいに言いなりになりながら生きてきたワケだからな。
また言いなりマシーンが戻ってきて、かわいい孫までできて、今度は孫を人生のレールに乗せようと必死になるだろうな。
ある程度お金をかけてもらったら引き上げるとしよう。
どうせ親の老い先なんてたかが知れているし。
オレもいい歳だからな。

産んだだけのクソ女の行方は気にならなかった。
とにかく害悪にならなければそれでいい。
もう二度と連絡を取ることなんてないと思っていたのに。
…だけど、この子のためなら何だってやるんだ。
もし適合するなら縛り付けてでもドナーにしてみせる。
こんなクソ女の活用法なんてそれ以外ないだろ？
だいたい、勾留された理由も酷い。
職場関係の男性へのストーカーだけならまだしも、その妻への暴行、そして公共の場での露出等の迷惑行為だと？
変な女だと思っていたが、予想の遥か上を行ったな。
…けれどこのクソ女の行動が、オレの新しいビジネスを生み出すこととなる。
そんなに露出したいなら、全世界にバラまいてやるよ。
どうせ股開いて商売してたんだろ。
写真だけで済んで良かったよな。
まぁ、そのうちどうなるか分からんけどな。