復讐計画書 クソ旦那の現在1

もっともっと金が欲しい。
オレの仕事の稼ぎなんてたかが知れているし、クソ女の写真はどんどん過激になって行った。
これが同意かどうかはグレーゾーンだが、問題は「写真だと限度が早い」ということだ。
子どものためにも捕まるわけにはいかないオレは、あまり危ない綱渡りをすることは出来ない。
もっと金を稼ごうと思えば、やっぱりコイツを風呂に沈めるしかない。
パパ活なんて生温いこと言ってられないしな。
場末の風呂屋ならこんなクソみたいな女でも雇ってもらえるだろうし、取り分以外の交渉をするつもりもない。
問題は野放しにして逃げられないかどうかだが。

「おいで。頑張ったからご褒美をあげよう。昔欲しがっていたブランドバッグを買ってあげようか?」
試しにエサで釣ってみる。
…思いのほか簡単に釣れたな。
ほんと、バカな女。
そこら辺で適当に調達したニセモノを掴ませる。
どうせこの女もニセモノみたいな人生なのだから、お似合いだろ。

「何で言うことを聞かないんだ!反抗するなら飯抜きだぞ!」
脈絡もないところで怒鳴りつけ手をあげる。
もちろん飯や排泄もさせないで苦しめ、辱める。
人間としての尊厳をギリギリまで剥奪し、萎縮したところで優しい言葉をかける。

調教するんだ。
コイツがオレから逃げようなんて思わなくなるように。
子どもとオレのためだけに存在するように。
子どもを産んでくれたお礼として、死なないように飼ってやる。
けれど人間としての扱いは期待するな。
お前は子どものために生かされているだけだ。
お前の人生なんて、誰も求めてないんだよ。
覚えとけ。

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