復讐計画書 あの女の過去3

あの女はスタイルが良くて、
頭も良くて教師からの評判も良くて。
家に遊びに行ったら両親も優しくて、
ケーキとか紅茶とか出してくれちゃうわけ。
カタブツだったから男関係には疎そうだったし。
あの女が好きって言ってた男と寝てみた。
あたしは母親があんなんだしそうゆう経験は早かったから、
高校生の男なんてチョロいもんだったし。

男なんて寝ちゃえばみんな一緒。
年齢が上になろうとヤリたいことは変わらない。
ちょうどスカートが短い制服が流行っていた頃だったし。
食いついてくる男なんて掃いて捨てるほどいたわけよ。

あたしがあの女の好きな男と寝た噂はあっという間に広がったし。
それであの女とは疎遠になったけど。
あの爽快感が忘れられないんだよね。
あたしよりも遥かに恵まれている女を相手にしても。
一発ヤッちゃえばぜーんぶあたしの勝ちなわけ!
今更清純ぶる気持ちもないし。
そんなことよりこの身体で注目されたり、
お金を貰えたりすることの方が大事。

高校生くらいになると父が定年になって、
うちのお金はガクッと減った。
母は自分にばっかりお金を使うから。
あたしはお小遣いも貰えないわけ。
そしたら稼ぐしかないよね?
一発ヤラせるだけで化粧品が買えちゃう。
万引きとかしている奴よりもよっぽど優秀じゃない?
だってあたし、自分で稼いでるんだもん。

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